お知らせ

2018.2.1

【2018年度入試はこれがくる・1】高齢者の運転免許返納について

2018年度入試において自由英作文や面接で出題が予想されるお題をあげていきます。今回は「高齢者の運転免許返納」です。すでに金沢医科大学一般前期試験の面接においてトピックに挙がりました。

 

 高齢者による運転免許返納は、その行動の理由よりも、返納の動きが拡大しない理由や返納した後の生活に及ぼす影響について考えていくのが対策になります。

 

 

 まずは、返納の動きが拡大しない理由について考えてみます。

都市部に住んでいると、もともと車を運転する必要を感じず「運転免許証イコール一種の身分証明書」としてとらえている人が多いかもしれません。実際の生活でクルマを運転していないのなら、返納してしまっても問題はないでしょう。

 

 

 

 しかし地方に暮らしていると、公共交通網がすみずみまで発達している地域ばかりではありません。そして高齢者が出かける先は病院ばかりではなく、日常生活に必要な買い物にも行きます。帰り道は買ったものを持って帰ることになります。年中よいお天気であるはずがなく、暑かったり寒かったり、また雨風や雪が強くなる地域もあるでしょう。クルマを運転していれば日常レベルの悪天候下でも自分のタイミングで行動できます。しかし免許を返納してしまうと、日常生活が一気に不便になってしまいます。これが、返納の動きが広まらない最大の理由でしょう。

 

 

 

 

 そしてつぎは返納後、生活がどう変化するかも考えてみましょう。

 確かに、近くに病院があれば歩いていくこともできますし、スーパーなどがあれ買い物もこれまで通りにできるでしょう。しかし現実には医師偏在が問題になっているように、すべての地域において歩いていける範囲に病院があるわけではありません。スーパーやコンビニは営業時間を短縮する流れにあり、365日いつでも好きな時に買いに行くこともできなくなるかもしれません。一部を除いた多くの高齢者は、足を奪われてとても不便に感じるでしょう。

 

 

 

 

 高齢者による事故がたびたび報じられており、周囲の家族が「ウチのじいちゃんばあちゃんもそのうち事故るかも・・・」と心配するのも当然です。しかし高齢者の免許返納を、事故を未然に防ぐという一面からだけで推し進めるのは論理展開上、無理があります。タクシーチケットやバスチケットの配布で移動の制限を緩和しようとする自治体も多いですが、免許返納の動きをさらに拡大・そしてスムーズに返納してもらうためにはなによりも、変化をダイレクトに受ける高齢者たちから現状に関する意見をもっと集め、より確実な判断をするのに役立てるために医療機関での聞き取りをする必要があるでしょう。

 

 

 

 

2月に入りいよいよ国公立大学前期試験の準備が本格化します。

自由英作文で出題されたら上記のように論理展開し英文化しましょう!

面接で聞かれたら上記のような視点で論理展開しましょう!