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2018.5.28

記述模試の英作文 書いてみた・1

先日実施の全国模試(記述)で出題された、下線部和訳の英作文問題について考えてみました。とうぜん、受験生自身が作った答案とは異なりますが「ここがひっかけ!」「ここで部分点の有無が分かれる!」ところを見て、復習してもらいたいと思います。

 

実際の出題は以下です。

(1)天才的な記憶力を持つ人でもない限り、英語の単語やフレーズを覚えるのは簡単なことではない。 これが最善という方法はなく、あれこれやってみながら自分に合った覚え方を見つけるしかないのだろう。いろいろな本を読みながら語句を覚えていくのは1つのやり方である。(2)ただ、行間に辞書で調べた意味を書き込むのは得策ではないと思う。読み直すときに書き込んだ日本語に目が行ってしまうからだ。少なくとも余白に書き込んで、再読する時は余白を見ずに意味を思い出そうとするのがよいだろう。

 

 

 

 

作ってみた解答がこちら。

(1)With a tremendous memory, it would be easy to remember words and pharases of the English language.

該当部分を、思い切って仮定法に読み替えました。つまり「Aを持っていなければ」を「まあまずあり得ないけど、Aがあれば」と読み替えました。こうすると前半部分は節にしなくても、すっきりと句で作れます。

主節部分は中学レベルの構文です。「英語の単語やフレーズ」はEnglish words and pharasesでも通じそうですが、English(英語という言語)がwords にも pharases にも係っているのが明確に読み手(=採点者)に通じるよう・・・言い換えると自分はそこまで気を配って答案を作っているのだとひそかに見せ場を作れるように、「英語」の正式表記である the English languageを後ろに回しました。

 

 

(2)However, it doesnt seem good to write down the meanings which you look up in the dictionary into the lines.

 

日本語には「ただ、」とありますがむろんこれは逆接に読みましょう。逆接と聞いてすぐにBut を思いつく人は、日本語の接続詞との用法の違いを同時に思い出してください。Butは等位接続詞ですから節と節を結びます。すなわち、うっかり等位接続詞Butの直後にカンマを打ってはいけません。But, SV…はアウトだというセンサーを埋め込みましょう

 

日本語で「~ではないと思う」とありますがこれは、定番のひっかけポイントですね。主語を何にするのかという問題もありますが、まずはひっかけを回避して、中学レベル構文を使いながらあっさり第二文型で作りました。

 

そしてwrite downの目的語のthe meaningsに対して、直後に関係代名詞節を置きました。このwhichは目的格ですし省略可です。でも、ちょっと目的語部分が、副詞句 into the lines に比べると長すぎる気がしますね・・・

 

 

というわけで、(2)の解答は次も考えてみました。

(2’)However, I don’t think it is good to write down the meanings in the lines which you look up in the dictionary.

 

ひっかけポイントをしっかり見透かして、I think 否定文を回避し、I don’t think 肯定文にしました。I think it isn’t good to write down…としてしまった人は、I think 否定文はアウトだと肝に銘じましょう。

さらに、先ほどの答案で少し位置関係が気になったところを変えました。write downの目的語であるthe meaningsの直後に関係代名詞を置くのをやめて、副詞句in the linesを先にもってきました。これにより、「意味を・行間に・書きこむ」のコア情報がぱっとつかめます。そしてこうすることで、先行詞 the meanings と関係代名詞節が離れてしまうので、関係代名詞節が hte meanings を修飾していることをより明確に読み手(=採点者)にわからせるため、目的格whichではありますが省略しません。

 

次回は同じ全国模試で出題された自由英作文について作ってみます。とうぜん、十人十色の答案ができますので暗記しても無意味ですが、着想や構想の立て方・語数の増減法について書いていきます。

 

 

 
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